たまたま出張のタイミングで、陶芸家の友人と話す機会ができた。
関係性については割愛するとして、自分としても気づきの多い時間だったので備忘録までに。
ためになるかもの対象
ほぼ、個人事業主として働いている職歴の方。
手に職、言われる職業の方。
個人事業主というと会社社長もはいってしまうけど、今回は含まず。
収益目標がない
友人の場合は、言い方が悪いけどその日暮らし。
企業に属したことはあるものの、収益計画を立てること、部署に属したわけではなく、納品の行動計画で従事していた。
やりたいことをやり始めて、生活ができる程度稼げている現状。
ただ今後を考えるとベースアップはしていきたい。でもどうやるの?という段階。
話を聞いていて思ったのは、一番の問題は目標がない。
イベントへの出店では、なんとなくこれだけ売れたらいいな、というふわっとした目標はあるものの背景がないので、達成までいけなくてもオーケー。
個人的には良いものを制作されているので売れるだろうけど、売上は上下してしまうだろうな、という感じ。
何を目標にしたらいいの?
なにを目標にしていいかがわからん、という状況はなかなか危機的。
ただ、話を聞くと確かに何を目標にしたらいいのか、想像できんのは納得できた。
僕自身は企業に属して、チームなり事業なりの目標を考え追ってきたので感覚があるけど、個人事業主の場合はそれを決めるのは本人以外にあり得ない。
センスがあり、売れてしまっているから目標を立てるとか、二の次になってしまっている。
なので、具体的に家のローンを前倒しにて返していくには?というのを例にして話したら、あぁなるほど、とイメージはできたようだ。
このような具体的な想像ができないのは、個人事業主から始めた人にはあるあるなんではないかな、と感じた。
小さくても目標を立てることはすごい大切。
目標の考えは物販であれば、販売経路はいくつあると思うで、各経路での売上が想定すべき数字をおけばいいのではないかな、と。
じゃあ想定ってどうするの?ってことなんだけど、友人の場合は家のローンでいいと思う。
店舗を持っているなら、二店舗目を出すための資金でオーケー。
友人の場合、
一年あたりに返したい金額をさらにひと月あたりに割ることで設定できる。
1か月あたりの生活費+ローン返済額が1か月あたりの利益として出れば御の字。
こういった長期的な視点から月当たりまで落とす作業は、経営の考え方に興味を持っていないと確かに難しいかもしれない。
個人事業主向けのセミナーが高い受講料を取ってまで開催され、続いてるのはこの観点にニーズがあるからだな、と気づいた。
話を戻すと、1か月の目標が決まれば、1日あたりの売上も算出できる。
1日の売上が出れば、商品をどれだけ売れば目標達成できるか、も出てくる。
立てた1日の目標をクリアしていけば月の目標はクリアできるし、12か月続ければ年間の目標も達成する。
と、これで綺麗な流れはできたかなぁ。
もちろん、目標であって季節やトレンドを加味し始めると終わりがこないので、決めちゃう!というのがいいですね。
アバウトな目標だとしても立てないよりは立てた方が行動に移せるので、やってない方はぜひやってほしい。
目標が立てば、進捗を視覚化
月目標が立てられれば、あとはグラフに起こそう。折れ線グラフでいい。
日次目標もグラフにしたほうがいいので、最初は単純に月の日数で割ったものでいいと思う。
売上が立ったら、日次で合算してそれが目標とどれだけ差分があるか、ぱっと見てわかるようにする。
意外と達成していたりするのでやる気になれる特典もあったりするかも。
目標達成できていなかったらなぜ?を考える
数値化するメリットは、なぜ売上が立たなかったのかを考えるきっかけになること。
達成できない要因分析って、客観視しないとできない。
集客経路がわるかったのか、商品が悪かったのか、商品数が足りなかったのか、客単価が低かったのか、など。
悪かった点は対策を打てる。
良かった点は伸ばせる。
色々要因が、わかってきたら、行動に移せるようになるしね、
手間がかかるけど、やってみたらどうだろう。
周りにそういうのが得意な人がいるなら、相談してみてもいいとおもいまふ!
- 作者: マイケル・E.ガーバー,Michael E. Gerber,原田喜浩
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